カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社
代官山 蔦屋書店 文学コンシェルジュ
間室道子
書店員として代官山で働きつつ、雑誌や新聞やテレビに出ておススメ本を紹介したり、図書館や学校、企業で講演をしたり(和光大学にも出演したことがあります!)の日々ですが、たまに文庫の解説を頼まれることがあります。
ハードカバーの新刊にはついていませんが、文庫化されると多くの場合、巻末に「解説」がつきますよね。今まで手掛けたのは、早川書房のミステリの女王、アガサ・クリスティーの『蒼ざめた馬』の文庫解説、文春文庫から出ている、山田詠美さんの短編集『タイニーストーリーズ』の解説など。
昨年は、湊かなえさん・・・『告白』で本屋大賞を取り、松たか子さん主演で映画化されてヒットしたあの方ですが、湊さんの『母性』という作品の、新潮文庫の解説を書きました。
おかげさまで文庫『母性』は15刷、60万部突破となりまして、2015年の新潮文庫新刊の中でいちばん売れた作品となりました。
で、この『母性』の文庫解説を読んで、「この夏出る私の文庫にも解説書いて」と、声をかけてくださったのが、『ホテル・ローヤル』で、直木賞を取った桜木紫乃さん。作品名は、『蛇行する月』です。
この6月、わたしの解説つきで双葉文庫になります。『蛇行する月(TSUTAYA)』は、蛇行する女たちの物語・・・そんな内容の解説です。
書店に並びましたら、お手に取っていただけますよう!
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