手元にあるものですぐ作れる災害用トイレのご案内【特許申請中・ご本人に許可を取り掲載】

2018年7月19日
和光大学同窓会 広報

この度の西日本豪雨により被災されたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。
またお亡くなられました方々、ご遺族のみなさまに対し、深くお悔やみを申し上げます。
和光大学同窓会は、被災地の一日も早い復興を心よりお祈りしております。

先日、同窓会会報誌のインタビュー記事のため、和光大学一期生の近藤志郎さんに会いに行ってまいりました。

その際、近藤さんが特許申請中の【災害用トイレ】についてお話しを伺っていたところ、「現在被災された方々に今すぐ使ってほしい」「困っている方々にこのトイレの作り方を届けてほしい」とご本人から申し出がありました。

そのため、和光大学同窓会としてできることは、被災された方々どんどん使っていけるようにこの災害用トイレの作り方ページを作成し、届けることだと感じております。

現在も断水などの理由により、多くの地域でトイレが使用不可、もしくはトイレが使えず避難所へ行かねばならないなど、さまざまな理由でトイレに関してお困りの方が多くいると思われます。

特許申請中ですが、実際にご利用いただく分には問題ございませんので、どんどんご活用ください。
本ページをご覧になられたみなさまには、大変お手数をおかけいたしますが、拡散をお願いいたします。


あるものですぐ作れる災害用トイレ「花咲かすトイレ」

<特徴>
1)流す水を使わない
2)バクテリアが分解するため排泄物の臭いが出ない
3)何度も再利用可能

<作り方>
1)衣料用プラスチックケースなどを用意してください
2)個室やお風呂場など安心してトイレができる場所に置いてください
3)プランターの土や庭にある土をいれてください(ケースの半分より少し多めにいれてください)
4)座れるようにケースにあう木などの板を2枚差し渡します(板の幅は10~12センチほどで大丈夫です)
※気になる方は板に布をはるなどすると座りやすくなります
5)不要になった土は花を植える際に再利用できます

<使い方>
1)トイレットペーパーも少しの水でとけますので近くに置いておいてください
2)トイレをした後は少しの水をかけます
3)シャベルなどで土をまぜる
※シャベルがない場合にはフライ返しなど別のもので代用することが可能です

 

※本ページは和光大学同窓会が近藤さんに許可を取り、掲載および文言編集をおこなっております。上高田住民フォーラムの掲載ページとは異なる文言です。転載は自由にしていただいて構いませんが、必ず本ページより引用の旨、記載をお願いいたします。なお、追記・更新されることがございます。あらかじめご了承ください。
掲載内容に関してのお問い合わせは、和光大学同窓会 広報担当までご連絡くださいますようお願いいたします。
連絡先:dousoukai★wako.ac.jp (★を半角アットマークに変更)

※近藤さんは上高田住民フォーラムに所属しており、研究ならびに実証実験などを経て、循環型「花咲かすトイレ」を発表されています。掲載内容の訂正や修正については近藤さんもしくは上高田住民フォーラムのみなさまからのご連絡のみ承ります。
花咲かすトイレは特許申請中となり、商用利用や商用転用は禁じます。