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卒業祝辞(20170318)

「朕(ちん)惟う(おもう)我が(わが)皇祖皇宗(こうそこうそう)國(くに)を肇(はじむ)ること宏遠(こうえん)に徳(とく)を樹(た)つること深厚(しんこう)なり」

森友学園の園児が運動会で唱和していたのは、教育勅語。驚くべき映像でした。
半世紀以上前に廃止された明治時代の「臣民(しんみん)教育(きょういく)」が、現代の教育現場で行われていたのです。

今日皆さんが卒業する和光大学は、どのような大学だったでしょうか?
4年間の岡上キャンパスで「国体(こくたい)を護持(ごじ)する臣民(しんみん)」が育ったとは決して思いません。

和光学園の第八次発展計画では、「憲法と教育基本法の理念」を、和光大学・和光教育のよって建つところとすることがはっきりとうたわれています。

「我々日本国民は、たゆまぬ努力によって築いてきた民主的で文化的な国家を更に発展させるとともに、世界の平和と人類の福祉の向上に貢献することを願うものである。

我々は、この理想を実現するため、個人の尊厳を重んじ、真理と正義を希求(ききゅう)し、公共の精神を尊び(たっとび)、豊かな人間性と創造性を備えた人間の育成を期するとともに、伝統を継承し、新しい文化の創造を目指す教育を推進する。」

教育基本法にのべられたこの精神を、みなさんはしっかりと学ばれてこのキャンパスを後にされるものと確信いたします。みなさんが社会に出てさまざまな場面に直面した時、和光大学で学ばれたことがきっと思い出されると思います。

理不尽(りふじん)なことに屈せず、正しいことを堂々と主張できる、叡智(えいち)の光を和(やわ)らげ、俗世(ぞくせ)の塵(ちり)に同ずる和光人として社会に旅立たれることを心からお祝いいたします。

卒業おめでとう。
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和光大学同窓会